去年の11月に、楽天なら、応援しない。とか言ったけど、
今後は、楽天を応援する人たちを、応援することにした。
なぜかというと、ちゃんと理由がある。
先日、千葉マリンスタジアムでロッテ対楽天のオープン戦を観戦した。
その日は曇り空で、雨もパラついており、もしかしたら今日は試合中止じゃないのか、
とか思える日だった。
そういうバッドコンディションであったことは確かだったが、楽天側外野スタンドの人の入りは、
あまりに酷かったのだ。
数えられるほどの観客。応援団は、居ない。
太鼓もトランペットも無いレフトスタンドは、余りに寂しかった。
楽天の攻撃時。こんな感じだった。

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レフトスタンドで応援している(といってもメガホン叩いてるだけのような感じだったけど)人に
話を聴いてみた。
「楽天ファンの方ですか」
「ええ、まあ、一応ですね。元は近鉄を応援してたんですけど、、」
「近鉄消滅ってなったときに、楽天かオリックス、どっち応援するか迷ったんじゃないですか?」
「いやー、楽天でしょう。だって、オリックスは、オリックスじゃないですか」
オリックスはオリックスじゃないですか、、この言葉が胸に響いた。
そしてこの人は、ライトスタンドのロッテファンの応援を見て、
「あの応援はうらやましいよなあ」
とポツリつぶやいた。
胸がいっぱいになった。
かわいそうだと思った。
見ると、このガラガラのレフトスタンドのほとんどの人たちは、元近鉄ファンなのである。
バファローズのレプリカユニフォームを着ている人も居た。
近鉄の応援団は、オリックスバファローズの応援団に移籍することを発表している。
当初は、楽天側にも応援団が行く話があったのだが、
楽天の本拠地、フルキャストスタジアム宮城で鳴り物の応援が禁止されたためか、
近鉄の応援団は一人も楽天に来なかった。
さまざまな理由あってのことだろうが、楽天に応援団が居ないことだけは事実なのだ。
よって、応援するにも、応援団が居ないため、太鼓もトランペットも無い。
だから、大声を出すにも、ちょっと出しにくいのだ。
我先に、という人が居ればいいのだが、どうやらここには居ないらしい。
何か自分に、この人たちに出来る事はないか、と咄嗟に思った。
試合を見ると、打席には元近鉄の山下。
彼の応援歌は知っている。
立ち上がって、即席で応援のリードを取ることにした。
「かっ飛ばせかっ飛ばせ山下」
「鋭くレフト前、シャープにライト前、コンパクトにセンター前、強打見せ付けろ」
嬉しいことに、レフトスタンドの人たちはコールについてきてくれた。
人数が少ないため、この声援が選手にまで届くか分からない。
しかし、今まさに楽天ファンは、声を出して応援しているのだ。
山下の打席が終わり、ライトスタンドに戻る際、レフトスタンドの若い観客2人が、
僕に向けて「ありがとう」の意味を込めたと思われるガッツポーズをしてくれた。
それ以降は、ライトスタンドで観戦していたのだが、レフトスタンドを見ると、
少ない人数ながらも、一生懸命選手に声援を送っていた。
「いったれ楽天、やったれ楽天」
去年の近鉄のチャンステーマの歌詞の「近鉄」を「楽天」に書き換えた応援が、
レフトスタンドから確かに聞き取ることが出来た。
僕は彼らが大好きになった。
この日から、楽天のファンのファンになった。
頑張れ、楽天ファン。
何かと注目されている楽天。
しかし、こういう外野の部分はどうだろうか。
応援団が居ない、スタンドの声援は皆無状態。
このようなことは新聞じゃ報じられていないではないか。
近鉄の応援は好きだった。赤く染まったスタンドを見るのは好きだった。
今、楽天の応援団は、関東には居ない。仙台は知らんが。
誰かが、何とかしなければならない。